婚活を始める際に、結婚相談所への入会を検討する人は多いでしょう。しかし、結婚相談所の選び方を失敗し、入会したあとで後悔する人もいます。決して安いとは言えない費用が必要なため、失敗は避けたいものです。
婚活をスムーズに進めていくためにも、結婚相談所選びは大切です。この記事では、結婚相談所の選び方について解説します。結婚相談所ごとにどのような違いがあるのか、どのように選べばよいのか、実際によくある失敗も紹介するので、結婚相談所を検討するときの参考にしてください。
結婚相談所は2つのタイプに分かれる
結婚相談所は、大きく分けて2つのタイプがあります。相談所に足を運ぶ必要がないオンライン完結型の相談所や、高学歴・高収入な人に限定した相談所、会社経営や個人経営などさまざまです。
しかし、そのような違いは結婚相談所の特徴といえる範囲で、タイプに分けると仲人仲介型とデータマッチング型の2種類です。どのような違いがあるのか、結婚相談所の2つのタイプについて解説します。
仲人仲介型
仲人仲介型は、仲人が間に入りお見合い相手を紹介する結婚相談所です。昔ながらのお見合い方法ですが、仲人仲介型の結婚相談所はかなり少なくなっています。条件でお相手を選ぶことが苦手な人におすすめです。
たとえば、データでお相手を検索する場合、年齢を35歳から45歳に設定すると、46歳でとてもよい人がいても検索画面には表示されません。身長を170センチ以上で条件設定をすれば、169センチの人でいい人がいても、出会うチャンスを失くしてしまいます。希望の条件から外れていても、よい人がいれば紹介してもらえる可能性があるのが、仲人仲介型のメリットです。
データマッチング型
データマッチング型は、検索システムに希望の条件や自分の情報を登録し、AIによってお相手を紹介される結婚相談所です。仲人やアドバイザーのアドバイスや、お見合いのセッティングなどのサービスがありません。すべて自分で動かなければならないため、恋愛経験が豊富で、ただ出会いのきっかけがない人に向いています。
自分のペースで婚活が進められますが、システムの機能しか利用できず融通が利かないところが大きなデメリットです。
ハイブリッド型
ハイブリッド型は、仲人仲介型とデータマッチング型の両方を兼ね備えています。システムに希望条件を入力してお相手を探すことができ、仲人やカウンセラーのサポートを受けながら婚活を進められます。現在、多くの結婚相談所がハイブリッド型です。
仲人やカウンセラーが会員一人ひとりをサポートします。お見合いをして交際が成立するまでは、カウンセラーが間に入るため、お見合いの日時を自分たちで相談して決める必要がありません。お見合いや交際をお断りする場合も、すべてカウンセラーが行います。
また、婚活に行き詰った場合や、困ったことが起きた場合など、カウンセラーに相談することができることも大きなメリットといえるでしょう。
結婚相談所の選び方
結婚相談所はどのように選べばよいか、迷ってしまうかもしれません。ここでは、ハイブリッド型の結婚相談所の選び方について解説します。
1.サポート内容をチェックする
結婚相談所ごとに、サポート内容が大きく異なるため、サポート内容について確認しましょう。 特にチェックしておきたいサポート内容は、お見合い申し込みができる1か月あたりの人数、専任スタッフとのコミュニケーション方法や頻度、相談所オリジナルのサービスがあるかどうかです。
サポート内容は問い合わせをしなくても、結婚相談所のホームページから確認できます。
2.費用をチェックする
結婚相談所に入会を検討するときに、気になるのが費用です。
費用で気をつけたいのは、安すぎる結婚相談所です。安ければ安いほどお得だと思いがちですが、入会後に高額な追加料金が発生することも考えられます。特に、お見合い料や成婚料の記載がない場合は、入会前に確認しておきましょう。
3.カウンセラーとの相性も大切
結婚相談所での婚活は、カウンセラーとの相性が大切です。困ったことが起きたときや、何かに迷った場合、気軽に相談できると婚活をスムーズに進められます。苦手なタイプのカウンセラーだと、なかなか相談できなかったり、相談することがストレスになったりして、婚活に行き詰まることも考えられるでしょう。
複数のカウンセラーが在籍する結婚相談所では、専任のカウンセラーが決まる場合と、誰にでも相談が可能な相談所があります。また、専任の場合、相性が合わない場合に変更ができる相談所とできない相談所があるので、入会前に確認しておくと安心です。
結婚相談所を選ぶときによくある失敗
「失敗しないように結婚相談所を選びましょう」といわれても、どのような失敗があるのかわからないと、選び方がわからなくなりそうです。そこで、よくある失敗について紹介します。
所在地にこだわる失敗
遠くだと面倒なので、家から近いという理由だけで結婚相談所を決めると、失敗することがあります。
実は、結婚相談所を選ぶときに、所在地は気にする必要がないのです。習い事のように頻繁に足を運ぶ必要がなく、結婚相談所によってはすべてオンラインで対応しているところもあります。また、事務所やサロンを構えず、自宅を事務所として使い、必要に応じてカフェなどで面談をする結婚相談所もあるほどです。
気になる結婚相談所が遠方の場合でも、オンラインで対応が可能な結婚相談所であれば、入会しても支障がありません。まずは結婚相談所に問い合わせてみましょう。
成婚率にこだわる失敗
結婚相談所を選ぶ際に、成婚率を重視する人がいますが、あまり意味がありません。なぜなら、成婚率が100％の相談所に入会しても、自分が必ず結婚できるとは限らないためです。仲人仲介型で成婚率が極端に低い場合は、会員数が少なすぎて紹介できていないことも考えられます。しかし、データマッチング型やハイブリッド型は、相談所の成婚率が低くても、多くの相談所と同じデータを共有しています。
成婚率よりも、サポート内容やカウンセラーとの相性を重視する選び方がおすすめです。
どこでも同じだと思った失敗
所在地にこだわって自宅近くの結婚相談所を選ぶ人に多いのですが、結婚相談所はどこでも同じだと思う失敗です。まったくサポートを受けられない、などの不満はSNSでも多く見られます。システムが同じでも、サポート内容は相談所によって大きく異なるためです。
ホームページを見てもサポート力がわからない、と思われるかもしれません。サポート力のある結婚相談所かどうかを、見極めやすいポイントを紹介します。
独自のサービスがある結婚相談所は、サポート力が高いと思われます。メイクを教えてもらえたり、ファッションのアドバイス、パーソナルカラーなど資格を持っているカウンセラーが在籍していると安心です。また、サポートの手厚さによってコースが分かれている結婚相談所も、手厚いコースを選べばしっかりとサポートしてもらえます。
まとめ
今回は、結婚相談所の選び方について解説しました。自分に合う結婚相談所を選び、結婚へとつなげていきましょう。
